「コミュニティづくり」
これが大切だ!という人は多いですよね。
僕も大切だともう反面、「今更なにを!?」と思ってしまうのです。
だって、コミュニティづくりが大切っていうのは昔っから言われているコトです。
僕が以前に呉服関係の仕事をしていたからかもしれませんが、呉服屋さんというのは、大昔から「コミュニティづくり」を仕事の大きなポイントにしていました。
ご存知のかたも多いかもしれませんが、昔は、呉服屋さんは地域のコミュニティの中心でした。
地域のイベントの情報、選挙や葬式もそうですし、個々人の様々な情報も含めて、たくさんの情報が呉服屋さんに集まり、呉服屋さんを通して情報を交換していた。
その結果、必要な時に、「呉服」というモノが売れていたのです。
それが、いつしか商売のためのコミュニティになっていった。
売るための私的なコミュニティに。
パブリックから私的に。
皆のためから、自分のために。
そうして、だんだんと売れなくなってきたのです。
ということは、コミュニティづくりが重要なのではなく、
どのようなコミュニティをつくるのかが重要と言うこと。
パブリックか?
私的か?
少し言葉を変えてみてみると、
・パブリックなコミュニティ=共存型のコミュニティ
※それぞれの人が自立してて、それぞれの人を尊重し共存するコミュニティ
・私的なコミュニティ=依存型のコミュニティ
※自立できていない人が集まり、誰かに依存させるコミュニティ
これって、同じコミュニティでも、その結果は大きく変わってきます。
でも、不思議なことに依存させる方が簡単で、盛り上がるんですよね。ある意味、宗教団体なんかもそんな感じです。
でも、それがどんな結果を招くのか・・・・・
そういう意味ではコミュニティづくりも「意図」が大切になってくるんですね。
今一度、自分の意図を見直してみて、客観的に誰かの意見も聞いてみることも大切かも知れない。だって、自分のことって、正確に見えていないコトも多いですからね。
でも、この意図を間違えると、まったく違った方向に行ってしまいますから、今一度見直してみる。
『あなたのコミュニティは、どちらに向いてるでしょうか?』
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