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親父の引退を聞き、思うこと

2015/06/22更新:

僕が幼いころに、お店(喫茶店)をオープンさせて約40年。父親が、店を閉める決意をしました。

純喫茶で、席数は40ほどのお店です
純喫茶で、席数は40ほどのお店です

僕の父親は、今年で73歳。

店に1日立っているのが厳しくなってきたというのが理由と聞きましたが、

話しをしているうちに出てきたのが、

「もう、やれることはやったんで満足だ」

というコトバ。

「長い間、本当にお疲れ様でした」
と、伝えるとともに、なんか熱いものが込み上げてきました。

子供の僕が言うのもなんですが、地元では、オープン当初から大人気の喫茶店でした。
モーニングは、1日最高300食ほど出していた時もあったはず。

何よりリピーターのお客様が多く、
カウンターはいつも常連のお客様で賑わっています。

「やれることはやった」

親父のコトバ通り、本当にやれるコトを見つけ、それをとにかくやってみる。

その連続で、ずっと喜ばれてきたように思います。

オープン当初は、まだまだ周りは開発地区で、どんどん住宅が建っていくような時代。

工事の現場で働く人たちに力を付けてほしいと思い、
駐車場を広くとり、ボリュームのあるモーニングを用意して、
朝の7時から店をオープンさせた。

近くに公立の小学校、中学校、高校があって、
PTAの会合ができるような場所がないと聞いていたので、
10名ほどの入れるミーティングルームを作った。

お花の先生や、書道の先生がお客様で、
生徒さんの発表会をしたいと聞くと、
すぐに店の一部を提供して、
生徒さんの作品を飾って発表会の場所を提供した。

時代が変わり、店の周りにも家が立ち並ぶと、
今度は近くに住んでる人に美味しいコーヒーを飲んでもらおうと、デリバリーサービスをはじめた。

お客様の子供さんが引きこもりだと聞くと、
一度店に連れてきてもらい、ゆっくり話をし、
信頼関係を作り、何かあったらいつでも来なさいと言った。

などなど、書き出すと10や20では足りないほど思い浮かんでくる。

こうやってみると、親父は喫茶店を経営していたんじゃなくて、
人が笑顔になれる場所を提供していたんじゃないかと思う。

まさに「コト売り」ですね(^^

親父は、調理師の資格もなかったし、
経営をしたこともなかった。

ただ、周りの人をよくみて、お客さんのことをよくみて、

自分のできるコトを探し、愚直に取り組んだ。

シンプルですが、これが40年間愛され続けるお店の秘密だと感じています。

親父から教わったことは

「ちゃんと相手を見なさい」
「困ったら、お客さんをしっかりみなさい」
「きっとヒントを出してくれているから」

単純だけど、本当に大切なことでした。

何よりも、それで40年間も店を流行らせて、
僕たちを育て上げてくれたのだから、
僕には、何も言うことがありません。

「本当に、お疲れ様でした」

仕事観というのは、父親からの影響が一番多いように感じます。

これは僕だけではなく、多くの経営者やビジネスマンとお会いし、お話をする中で実感することです。

「お客様に喜んでもらうコトが最大の楽しみ」だと思っていた父を見て、
子供は「どうしたら喜んでもらえるんだろうか?」と考えるようになります。

「とにかく好きなことを思いっきりやるんだ」と思っていた父を見て、
子供は「好きなことをやるために」を真剣に考え方法を探し出します。

「仕事生活のために、仕方なくやるもの」と思っていた父を見て、
子供は「仕方ない、働くか」と思い社会に出ます。

良いも、悪いも、父親から影響を受けているコトが多い。

僕の仕事観は、まぎれもなく親父から受け継いだものです。

そういう意味では「仕事は本当に楽しいもんだなぁ」と感じますし、

楽しさの原点=お客様に喜ばれること

これも仕事観のひとつです。

それを今は、「モノ売り」から「コト売り」へ

という一つの形にしながら、多くの人と共有させてもらい、
一緒に仕事を楽しんでいく!

そんな輪が13年間の月日を重ねて、
少しづつ大きくなっていくのを感じています。

この父親から教わったことを、もっと多くの皆さんと共有して、具体的な「できる方法」を伝えながら、
愛されて継続する お店や会社づくりを応援していきたい。

親父の引退を聞き、そんな思いを強くしました。

これからも、よろしくお願いします!

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