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否定は恐れであり、否定は誘導でもある

2017/03/21更新:

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「●●してはいけない」
「●●は間違ってる」
「●●は悪だ!」
「●●はするな!」
「●●はもう古い」

などなど、SNS上での発言ってよく見ます。
いわゆる「否定的な発言」「不安をあおる」というやつ。

僕ね、そんな表現を見るたびに、なんでそんな言葉を使うんだろう?って不思議に思ってた。

だって、自分の考えや思いを発信するのはイイと思うけど、なんで、わざわざ「否定」をするのかなって。

で、心理学の先生に聞いてみたんです。

その答えが、否定は「恐れ」であり、「誘導」でもあるということ。

これ聞いた時、ちょっとドキッとしました。
無意識に、これをやっちゃってる時ってありますもんね(反省)

そして、分かっていてテクニック的に使ってるのもどうかと思うけど、知らずに無意識で使ってるのがもっとコワイのだと。

これ、スゴク大切なことだと思ったので、ちょっと詳しくお伝えしていきますね。

まずは「否定は恐れ」

自分と違った意見や、いままでの習慣、自分以外の人など、どうして「否定」するのかな?と考えてみた時、多くの場合は、それがコワイからなんですよね。

自分と違う意見を言う人がコワイ
今までの習慣が残ってしまうのがコワイ
自分以外の人に目がいくのがコワイ

なぜコワイのか?
それは、自分の意見が間違ってるように思われるからです。

無意識でそう思ってるんですね。

そして、僕たちのようなコンサル業の方にも、たくさんいらっしゃいます。

不安をあおったり、あれはダメ!これは古い!という方。
そして、最後は決まって、「だから、これをしなさい」という。

いわゆる「誘導」ってやつです。

何かを否定して、自分を上げたい。
既存の考え方を否定して、自分の意見を通したい。

そんな無意識で思ってることが、否定という行動を通して出てくるのだそう。

ちょっと具体的にみてみましょう。
僕のことで言いますとこんな感じです。

【否定的な発信】
「モノ余りの時代なんだから、モノを売っていては潰れる!」
「だから、コトを伝えないといけないだ!」

【肯定的な発信】
「モノ余りの時代だからこそ、コトを伝えていこう」
「コトというのは、お客様が興味のあるコト、不安や不満に感じているコトです」

【否定的な発言】
「AIの発達によって、10年後には半分の職業がなくなってしまう!」
「いま動かないと、あなたの職業はなくなります!」

【肯定的な発言】
「AIが発達してきて、僕たちはより人間らしい仕事ができるようになる!」
「人間らしい仕事ってどんな仕事か一緒に考えて創り上げていきましょう!」

【否定的な発言】
「今までのやり方は通用しない!」
「今までの考え方を捨て去らないとダメなんだ!」

【肯定的な発言】
「これから時代にあったやり方を考えてみようよ」
「きっといまの時代に合って、自分達にも合ったやり方があるはずだから」

ね、全然違うでしょ。

でもね、マーケティングのテクニック的に言うと、否定のほうが強くてうまい表現です。

感情が動くからね。

でも、その動いてる感情は「恐れ」からなんです。

「誰もが発信できる時代」です。

自分の経験したこととして、これがいい!あれがいい!というのは大切なこと。

でも、これだけ多様化した世の中だからこそ、唯一の正解なんてない。

自分の意見と正反対に思えるような正解もあると思うのです。

そうなると、考えないといけないのは「発信の目的」です。

相手を否定してまで、うまくて、強い手法を通して多くを集めるのが目的なのか。
自分に共感してくれる人を見つけるのが目的なのか。

でも、SNSって「いいね!」とかが数字で出るから、どうしても数字に目がいってしまうこともある。

知らず知らずのうちにやってるなんてことになったら、もっとコワイ。

 「否定から肯定へ」

自分の発信、見直してみましょう!

もちろん僕も見直していきます!!

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